21世紀だから女子教育~小野学園女子からのメール(1)
★Netty LandのHot Newsで「小野学園女子の新戦略」を書きました。新設のQARoomに関して独断と偏見、勝手気ままに書いたので、小野学園女子の教頭長谷良一先生から丁寧な学校側の本来の意図についてメールを頂きました。
★メールの中身は言うまでもなく、さすがだなと思ったことがもう1つ別にあります。それは「RSSリーダーを定期的に見ています」という表現です。最近ではモバイルやE-メールで、親密なコミュニケーションがリアルタイムにできるようになっています。共通体験や共通の言葉がなくなったからコミュニケーションが不足しているといわれていた時代とは、実は違う状況になっているのですが、教育現場ではまだまだそれに気がついていないところが多いですね。
★ところが小野学園女子は、そのことに気づいているばかりか、もう少し進んでいるコミュニケーションの時代を見事に把握しています。というのもブログなどの新しいサイトは、リアルタイム以上なのです。モバイルやE-メールは、one to one(最近はマルチですが)で、とにかく直接的な親密圏をつくっています。一方ブログなどは、リアルタイムであると同時に間接的な親密圏を広げていくコミュニケーションのあり方です。
★自分の知らないところで共通体験や共通言語を先取りされているというコミュニケーションですね。自分は知らないけれど相手は知っているというblind selfの窓が広がっているのです。自分も相手も知っているというopen selfの窓を広げていく速度が間に合わなくなっているのです。
★このように、他者の情報にアンテナを張り巡らすだけではなく、自己の情報にもアンテナを張り巡らすことが必要な時代なのです。ミッシェル・フーコの意図から外れているかもしれませんが、「自己への配慮」の時代の到来です。これは20世紀近代社会のように他者を圧倒する男性原理の社会(男子の社会というわけではなく、女子もこの原理に従っていた社会という意味)が、21世紀ポスト近代社会にシフトしていることを表す流れです。
★このことを理解すると、女子校の意義が新しい姿となって現れ出てきますね。そしてまたこの新しい意義を女子校の不易流行として捉えている女子校こそ、今後伸びていくと推察できるわけです。伸びる女子校はネットワールドの新しいステージを理解し、長谷教頭先生のように新しい活用方法を実施している学校ということです。このことについては、「広告で学校選択」でも少し触れました。
★学校のコミュニケーションは大切です。その理念的なことは不易ですが、新しいコミュニケーション・スキルという流行の部分も視野に入っていないと、本当は柔らかなコミュニケーションの雰囲気は生まれてこないでしょう。実際には頑迷固陋な対話が行われてしまっていることに気づかないという事態が起きている学校(私立公立問わない)がたくさんあるというのも事実です。
★この事実を氷解していく先見性は、女子校だからアドバンテージが高いといえるかもしれません。小野学園女子はまさに新しいコミュニケーション時代のフロントランナーです。



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