トップページ
プロフィール

最近のトラックバック

ホンマノオト トップ
« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月31日 (木)

スペシャル講演会に行こう!~東大・早慶以上の大学の道を拓くための学校選び

★今私立中学受験の準備をしている子どもたちが大学入試を迎えるのは、2013年以降です。また大学・大学院を卒業して社会の中核となって活躍している時期は2030年ぐらいになっているでしょうか。

★もうその時は、私自身この世にいるかどうかわかりません。その時は、目の前の子どもたちを直接サポートすることはできなくなっているでしょう。彼らは彼らでやっていくから、おせっかいや老婆心はいらないよと言われるかもしれませんが、どうも人間というのは、今ここでという瞬間を大事にしつつも、その瞬間を世代間で継承していく存在のようです。

★したがって、2013年から2030年にかけての時代がどうなっているのかという予想をしながら、時代の要請に合った教育環境を探す、つまり学校選びがポイントになってくるでしょう。

続きを読む "スペシャル講演会に行こう!~東大・早慶以上の大学の道を拓くための学校選び" ?

2007年5月23日 (水)

塾選びのヒント~受験脳を作らない塾(2)

塾選びのヒント~受験脳を作らない塾(1)のつづきです。塾というと「受験脳」に結びつくかもしれません。しかし、不思議なことに今や塾の方が「受験脳」を作らないシェルターになりつつありますね。このシェルター探しが塾選びの最大のポイントということになります。このことについては世間の常識ではありません。国内の視野で眺めると気づかないのですね。

★だから、学校の週2日休みも国際的な流れになっているにもかかわらず、教育再生会議は、公立学校の「完全週5日制」を見直し、土曜日の授業を一部復活させる案を打ち出しているのです。「学力の底上げを進めるための具体策として検討に値する」なんて論調が蔓延しているのです。

★学校の週5日制は、1992年にまず月に1回の土曜休みで始まりました。95年から月2回に増え、2002年からは完全週休2日。この流れは1989年ベルリンの壁が崩れ、環境破壊開発産業のベースになってきた優勝劣敗型教育を見直そうという教育のグローバリゼーションの流れに沿ったものだったのです。

★当時のイギリスのブレア首相もアメリカのクリントン大統領も「教育、教育、そして教育」と教育改革を1つの柱にしてきました。言うまでもなく、この教育改革は21世紀型の教育を指しています。OECDでは、PISA(国際学習到達度テスト)も実施されるようになりました。日本も同調しました。しかし、21世紀型の教育は何ぞや?という議論がなされず、またまた形だけが優先されたのです。 

続きを読む "塾選びのヒント~受験脳を作らない塾(2)" ?

2007年5月20日 (日)

スペシャル講演会に行こう!~東大・早慶以上の大学の道を拓くために

★日本の中高の教育の進路先の頂点は、断然東京大学というのが一般的な理解でしょう。しかし、私立中高一貫校の中には、東大・早慶以上の大学に進学する「創造脳」や「共感脳」を育成する学校があります。そしてまた、そのぐらいの覚悟があるから、東大・早慶という大学にたくさん進学する生徒が出るのです。

★この手の情報は、一般の中学受験情報では、ほとんど話題になりません。なぜなら、中学受験情報を扱っている編集者が海外の教育情報を知らないからです。この点に関しては私立学校の海外研修を担当していたり、帰国生募集を担当している先生の方がはるかに情報を持っているでしょうが、なかなか話をするチャンスがありません。

★そこでNTS教育研究所の北一成氏が私学の先生方と協働して、スペシャル講演会を設定しました。 東大・早慶以上の大学に進学できる素養を育てるのがクリエイティブ・スクールです。 「発見!クリエイティブ・スクール」という題で6月2日、会場は今や大人気で偏差値も進学実績も急上昇の中村中(もちろん中村中もクリエイティブ・スクールです)で開催されます。ぜひ参加しましょう。2010年以降の日本の教育の大変化も見据えなければならないですからね。

★さて、参加校は、会場校である中村(女子校)をはじめ、聖学院(男子校)世田谷学園(男子校)かえつ有明(共学校)頌栄女子学院(女子校)の5校です。そして、NTS教育研究所岡部憲治氏も講演及びパネルディスカッションのナビゲータを務めます。

0508 ★岡部憲治氏については、知ってる方も多いでしょうが、ちょっと紹介しておきましょう。氏自身、東大以上の大学UCLAを卒業しています。社会学、経済学、英語学、e-learningなど(もちろん中学受験も)に詳しく、幾つかの私立学校のカリキュラムの斬新なコンセプトも作っています。だから、ちょっと一般の中学受験の情報系のスタッフとは切り口が違います。

Photo_8アルザスのストラスブールを拠点にEUプログラムを作ったり、ロサンゼルスで教育講演も幾度も行っています。 ≪未来を創る学校≫という本もいっしょに書きましたが、私は≪私学の系譜論≫で、岡部氏は≪50年後の(未来の)学校論≫をテーマに書きました。

★最近では、「帰国生入試」を切り口にクリエイティブ・スクールを探す発想を打ち出しています。これは週刊ダイヤモンド(別冊2007年3月27日号)「いま、試される父親力」の中で、インタビュー記事となってまとまっています。

★従来の中学受験情報やマスコミの≪言説=言葉の使い方≫では、私学の本質が見えにくくなってきた昨今です。古い言葉で語られると、私学がどんなに新しいことに挑んでいても、古いイメージで捕らえてしまうものです。それでは、グローバリゼーション(この言説も新しいとは言えませんが・・・)の教育を見過ごしてしまいます。「国際化教育」の話は帰国生のためだけのテーマではないのです。東大早慶は言うまでもなく、それ以上の進路を拓くための野心を持った受験生の保護者のためのテーマなのです。スペシャル講演会「発見!クリエイティブ・スクール」に出かけましょう!

【関連Hot News①】「国際化教育」が世田谷学園の大学進学実績をさらに伸ばす

【関連Hot News②】完全中高一貫化に向けて進化する中村中高の「国際化教育」

2007年5月20日 (日)

塾選びのヒント~受験脳を作らない塾(1)

★これはまだ世間では気づかれていないことかもしれません。多くのマスコミの受験の取り上げ方から考えても気づかれていないと思います。しかし私立中高一貫校はすでに気づいています。まだ明確に証明されたわけではありませんが、中学入試のための勉強が、「受験脳」に変質して、入学してきたときとても固い思考の質感である生徒が多いということに。

★もちろんすべての受験生がそうだというわけではありません。本当の中学受験勉強を通して、「創造脳」や「共感脳」を育成して私立中高一貫校に入学していく生徒もたくさんいます。

★だから「塾選び」は相当重要だということになります。

続きを読む "塾選びのヒント~受験脳を作らない塾(1)" ?

2007年5月15日 (火)

立教女学院で創造的人材が育つ(3)

立教女学院で創造的人材が育つ(2)のつづきです。これまで、創造性を育む要素<好奇心>と<オープン・マインド>を生む立教女学院の教育空間の話をしました。今回は、<批判的精神>を育む立教女学院の教育空間についてご紹介しましょう。

★もっともこれについては、時間がなくて、十分にお聞きすることはできなかったのですが、「Netty Land」講演会「クリエイティブ・スクールを探せ!~私学の教育環境を考える~」で講演された特別ゲスト片桐郁夫氏(株式会社一粒社ヴォーリズ建築事務所会長)の話が大きなヒントになりました。

★批判的精神は授業の中で行われる教師と生徒の問答の中でこそ育まれるものですが、教育空間からも刺激を受けるものなのです。

続きを読む "立教女学院で創造的人材が育つ(3)" ?

2007年5月14日 (月)

立教女学院で創造的人材が育つ(2)

立教女学院で創造的人材が育つ(1)のつづきです。前回は創造性を育む要素<好奇心>を生む立教女学院の教育空間の話をしました。今回は、オープン・マインドを育む立教女学院の教育空間についてご紹介しましょう。

★山岸教頭先生は、チャペルの天井の高さを強調されていました。人間の存在を超えた大きな存在に対する畏敬の念が生まれてくるということです。自分が小さな存在であることに気づき、もっと大きな存在を受け入れた時、素直な気持ちになりますね。それがオープン・マインドの1つのあり方です。

続きを読む "立教女学院で創造的人材が育つ(2)" ?

2007年5月13日 (日)

立教女学院で創造的人材が育つ(1)

★5月12日(土)に聖学院で行われた「Netty Land」講演会「クリエイティブ・スクールを探せ!~私学の教育環境を考える~」には、ゲスト校として立教女学院からは山岸教頭先生が参加してくれました。

★6年前当時杉山先生が校長時代に訪れたことがあります。まだ幾つかの校舎は建築の最中だったと記憶していますが、山岸教頭先生のお話からはその当時の立教女学院の教育の質がそのまま伝わってきました。

★そして当時から何となく感じていたことが明確なイメージとなったのです。

それはチャペルが幾つもあり、チャペルごとにパイプオルガンが違うということが、生徒たちに好奇心を刺激する教育空間そのものが持つプログラムであるということ。突然広がる緑の広大な芝の庭園。このランドスケープが生徒たちが好奇心を生み出す空間そのもののプログラムだということ。緑豊かな自然を随所に配置している空間そのものが生徒たちの好奇心を生み出すプログラムであるということ。突然狭く天井の低い廊下をわたってチャペルに入ると天井の高いチャペルの空間がパッと広がるという空間の変化に富んでいることが、生徒たちの好奇心を刺激するということなどについて確信を持てたのです。

★山岸教頭先生ご自身、教育空間の環境について語りたいことは山ほどあるのですが、数字で表せるものではないので、一般の学校説明会では語り尽くせないとおっしゃっていた。いつもとは違う学校の先生の≪言説≫に、やはり私立中高一貫校の深さに感服せざるを得ませんでした。

続きを読む "立教女学院で創造的人材が育つ(1)" ?

2007年5月 9日 (水)

新学年・新学期、共立女子の場合(3)

新学年・新学期、共立女子の場合(2)のつづきです。共立女子の教育の特長は、思考力・発想力・表現力というトータルな人間教育が行われることです。これについては、改めて言うまでもありません。

★思考力は論理ですね。発想力は、複雑な事柄を論理的にほぐしていく過程で突然うまれてきます。そしてそのアイディアを編集して表現する。これは一見知の構造化だけのように思えますが、表現には必ず他者が前提になっています。他者が納得するように、あるいは他者に伝わるようにするには、共感力がベースになければなりません。

★共立女子は、6年間膨大な量の論文、多くの美術作品の制作、毎年の合唱・合奏・ダンス・能、多くのスポーツ活動など表現活動が活発です。

★これだけの多様な活動ができる最大の理由は、生徒数が多いということです。生徒数が多くても専任教師の数も多いわけですから、面倒見の問題は全くありません。ただ、数が多いということは、何をやるにも時間の問題が浮上します。

続きを読む "新学年・新学期、共立女子の場合(3)" ?

2007年5月 9日 (水)

新学年・新学期、共立女子の場合(2)

新学年・新学期、共立女子の場合のつづきです。共立女子の生徒数は首都圏の私立女子中高一貫校では最大です。にもかかわらず、この量が多いからということで、困ることはないと内田先生はお答えになったわけです。前回それについて書きましたが、それに関連して興味深い話があります。

★共立女子の国語の構えがおもしろいのです。この教科のシラバスが学びという側面で優れているのは言うまでもありません。様々な雑誌などのマスメディアで、この点は紹介されているほど、有名です。

★しかし、全く違う側面からの話です。それは思春期の時期の生徒たちというのは、学校にいるときと学校から離れたときの顔が極端に違うものです。学校にいるときのすがすがしい顔と学校から離れたときのはじけた顔や暗い顔は、まさにジキルとハイジ。この問題を国語のシラバスが乗り越えているという話なのです。

続きを読む "新学年・新学期、共立女子の場合(2)" ?

2007年5月 9日 (水)

新学年・新学期、共立女子の場合

新学年・新学期、中高一貫校はサバイバル・スキルを身につける準備(2)のつづきですが、今日は共立女子に話を絞ってみましょう。というのも、前回述べましたように、ざっと多くの学校のサイトを眺めていたのですが、共立女子のサイトに立ち寄ったとき、「おやっ」と思ったからです。

★共立女子は、思考力・発想力・表現力の多様性(広がり)と重層性(深さ)を育てる抜群の教育力を創っています。いわゆる女子御三家なども、学校全体の取り組みという点で、共立女子に勝てないはずです。

★それなのに、ことサイトに関しては、情報が統制されていて、一般的な教育情報しか載っていないのです。リアルとサイバーの両義教育は、どこよりも先行していたのに、完全中高一貫体制になって、いったんリアルなものに集中する戦略なのだろうかと心配(私が心配する必要はないのですが)になりました。

★問い合わせてみると、実際には、そんなことはなく、むしろシラバスや体制を毎年見直して、もっとダイナミックに動いているという雰囲気が伝わってきました。まずは生徒と教師のかかわりが絶対優先で、サイトはもう少しその動きが固まってからということでしょう。

★さて、制約があるサイトですが、その制約もぶち壊して、何かあるぞと予想させるページがありました。『生徒総会・新入生歓迎会』『校外オリエンテーション』です。さりげなく写真が載っているだけですが、ピンとくる人にはなるほどと了解できるでしょう。

続きを読む "新学年・新学期、共立女子の場合" ?

2007年5月 6日 (日)

新学年・新学期、中高一貫校はサバイバル・スキルを身につける準備(2)

★ 「新学年・新学期、中高一貫校はサバイバル・スキルを身につける準備」のつづきです。4月から5月にかけては、オリエンテーションや文化祭、運動会、遠足が行われます。もちろん、夏や秋も行われるのですが、春に行われる目的は、やはり開放的精神の育成・強化と共同体的精神の育成・強化の準備です。知力と共感力を涵養するということですね。

★かえつ有明では、はやくも中学1年生難関大学進学クラス対象にサイエンス校外授業を実施しています。法政大学国際文化学部小池康郎教授の指導で、法政大学自然科学センター内の実験装置を利用し、実験をしたようです。詳しいことはサイトをごらん頂きたいのですが、「関係性、ルールを推論する力」「自分で予測したことを確かめる力」を活用し、好奇心を誘発する体験となったようです。

【参考サイト】→<かえつ有明の「サイエンス」実験講座>

★三輪田学園では、生徒・保護者向けに、「校長室便り」「進路室便り」が配信されます。4月第1号では、西校長先生はアダムスミスと児童文学作家笹生陽子の作品を「共感(コモンセンス)」という共通キーワードで結びつけて啓蒙しています。三輪田学園は人気も出てきているし、東大をはじめとする大学進学実績もアップさせています。サイト、広報、面談というメディア・ミックスが行き届いています。そしてこのメディアを生徒自身が活用していく過程こそが、生徒の成長そのものなのです。

【参考サイト】→<校長室便り>

★今回この原稿を書くにあたって、学校のサイトをざっと見直しましたが、意外と充実したオリエンテーションの内容を、きちんと発信しているところは少なかったですね。東京女学館や聖セシリアの「自己探求プログラム」はかなり充実しているのに・・・残念です。

続きを読む "新学年・新学期、中高一貫校はサバイバル・スキルを身につける準備(2)" ?

2007年5月 6日 (日)

新学年・新学期、中高一貫校はサバイバル・スキルを身につける準備

★新学期・新学年になって一ヶ月が立ちました。この一ヶ月は、どの私立中高一貫校も独自のオリエンテーションをやっていますね。基本的には自分を見つめ、自分が他者との親密な関係を広げられるサバイバル・スキルを身につけたり、強化したりする時期として活用されています。

★多くの学校でその様子をサイトで公開しているのでご覧下さい。特に白梅学園清修はまだ新設して二年目で、1人ひとりの個性を伸ばすと同時に、学校のアイデンティティを一期生と二期生といかに協力し合っていくかその過程をプログラム化しています。生徒の成長の過程、学校の進化の過程がよくわかります。

【参考サイト①】→<白梅学園清修オリエンテーション1><2><3><4><5><6>

★宝仙理数インターは、今春新設したばかりですから、1人ひとりのタレントを伸ばしながら、国際貢献できる精神を形づくるための自己実現プログラムが毎日行われていますが、これも克明にサイトに綴られています。

【参考サイト②】→<宝仙理数インターPublic Infomation>

続きを読む "新学年・新学期、中高一貫校はサバイバル・スキルを身につける準備" ?

2007年5月 5日 (土)

21世紀だから女子教育~小野学園女子からのメール(1)

Netty LandのHot News「小野学園女子の新戦略」を書きました。新設のQARoomに関して独断と偏見、勝手気ままに書いたので、小野学園女子の教頭長谷良一先生から丁寧な学校側の本来の意図についてメールを頂きました。

★メールの中身は言うまでもなく、さすがだなと思ったことがもう1つ別にあります。それは「RSSリーダーを定期的に見ています」という表現です。最近ではモバイルやE-メールで、親密なコミュニケーションがリアルタイムにできるようになっています。共通体験や共通の言葉がなくなったからコミュニケーションが不足しているといわれていた時代とは、実は違う状況になっているのですが、教育現場ではまだまだそれに気がついていないところが多いですね。

★ところが小野学園女子は、そのことに気づいているばかりか、もう少し進んでいるコミュニケーションの時代を見事に把握しています。というのもブログなどの新しいサイトは、リアルタイム以上なのです。モバイルやE-メールは、one to one(最近はマルチですが)で、とにかく直接的な親密圏をつくっています。一方ブログなどは、リアルタイムであると同時に間接的な親密圏を広げていくコミュニケーションのあり方です。

★自分の知らないところで共通体験や共通言語を先取りされているというコミュニケーションですね。自分は知らないけれど相手は知っているというblind selfの窓が広がっているのです。自分も相手も知っているというopen selfの窓を広げていく速度が間に合わなくなっているのです。

★このように、他者の情報にアンテナを張り巡らすだけではなく、自己の情報にもアンテナを張り巡らすことが必要な時代なのです。ミッシェル・フーコの意図から外れているかもしれませんが、「自己への配慮」の時代の到来です。これは20世紀近代社会のように他者を圧倒する男性原理の社会(男子の社会というわけではなく、女子もこの原理に従っていた社会という意味)が、21世紀ポスト近代社会にシフトしていることを表す流れです。

続きを読む "21世紀だから女子教育~小野学園女子からのメール(1)" ?